車の後部座席テーブルの選び方|素材と形で変わること

後部座席で子どもがジュースのパックを膝に置き、カーブのたびに手で押さえています。
信号で止まるたびにお菓子の袋が足元に落ちて、拾うために体をねじることになります。
車の後部座席で使うテーブルは、この「置き場所がない」を解決する道具ですが、選び方を間違えると走行中に落ちたり、前席の背もたれに固定できなかったりします。
ヘッドレストの支柱に掛けるタイプ、シートバックのポケットに差すタイプ、ドリンクホルダーに立てるタイプで、使える車も使い勝手もまったく違います。
本記事では、後部座席で実際に起きること・場面別に選ぶべき固定方式・走行中に使ってよい範囲を解説します。
いいカー用品 編集部
「いいカー用品」は、車内で使う小物とお手入れ用品の選び方を発信するメディアです。サンシェードやフロアマットのように車種で寸法が変わる商品は、車検証の型式と商品ページの適合表を照らし合わせる手順から解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
車の後部座席でテーブルが要る場面と、そこで起きること
後部座席には、前席のようなセンターコンソールもドリンクホルダー付きのアームレストも無い車があります。
アームレストがあっても、3人乗っていれば格納したままです。
飲み物とお菓子とタブレットを同時に扱おうとすると、膝の上に全部を積むしかありません。
ここで起きるのが、加速と減速で物が前後に動くことです。
停車中は安定していても、ブレーキを踏んだ瞬間に紙パックが倒れ、シートに染みが広がります。
チャイルドシートを使っている年齢だと、子ども自身が手を伸ばして物を取ることもできません。
長距離では別の問題も出ます。
タブレットを手で持ち続けると腕が疲れ、姿勢が崩れて首や肩に負担がかかります。
体に出る痛みやしびれが続く場合は、道具で解決しようとせず医療機関に相談してください。
テーブルで変えられるのは、物を置く高さと手の届く範囲までです。
後部座席用テーブルの固定方式は3タイプ
売り場で形が似て見えても、どこに固定するかで選べる車が変わります。自分の車の前席の作りを先に確かめてください。
| 固定方式 | 取り付け先 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| ヘッドレスト掛け | 前席ヘッドレストの支柱 | タブレット視聴・食事の両方 |
| シートバック差し込み | 背もたれの背面 | 軽い物の一時置き |
| ドリンクホルダー設置 | 後席アームレストの穴 | アームレストがある車での飲み物中心 |
ヘッドレスト掛けタイプ
前席ヘッドレストの2本の支柱にベルトやフックを回して吊るします。
支柱が抜ける構造の車なら、ほぼ取り付けられます。
ただし一体型ヘッドレストの車種や、支柱の間隔が標準より広い輸入車では合わないことがあるので、商品ページの対応幅と自分の車のヘッドレストを見比べてください。
シートバック差し込みタイプ
背面のポケットに板を差し込むか、面ファスナーで留めます。
取り付けは数秒で済みますが、支えが布だけなので耐荷重は小さめです。
飲み物を置くと傾いて倒れることがあります。
ドリンクホルダー設置タイプ
後席アームレストのドリンクホルダーに支柱を立て、その上に天板を載せる形です。穴の直径と深さが合えば安定しますが、アームレストを出した状態でしか使えないため、後席に3人乗る日は使えません。
子どもを乗せる場面で選ぶ条件
送り迎えや帰省で子どもを乗せるなら、優先するのは縁の立ち上がりです。
天板がまっ平らだと、カーブのたびにコップもお菓子も滑って落ちます。
数ミリでも縁が立っているもの、ドリンク用のくぼみが彫ってあるものを選んでください。
次に見るのは、天板を使わないときの状態です。
折りたたんで薄くなるものなら、乗っていない日も邪魔になりません。
畳めずに出っぱなしになる形だと、大人が後席に座るときに膝が当たります。
固定ベルトの締め方も確かめたいところです。
ベルトが面ファスナーだけのものは、子どもが体重をかけると少しずつずり下がります。
バックルやラチェットで締め込めるタイプのほうが位置が保たれます。
後部座席まわりの小物をまとめて見直すなら、車の収納グッズの選び方に置き場所別の違いをまとめています。
長距離・車中泊でテーブルに求める条件は別
長時間座る場面では、天板の高さと奥行きのほうが問題になります。
奥行きが深すぎると腹に当たり、浅すぎるとノートパソコンや弁当が乗りません。
目安として、膝の上から胸までの空間を実際に測り、天板の手前が体に触れない位置に来るかを確認してください。
車中泊で使うなら、後席を倒してフラットにした状態で使えるかが分かれ目になります。
ヘッドレスト掛けタイプは背もたれを倒すと一緒に傾くため、水平を保てません。
倒した座面の上に置く自立型や、荷室に置ける折りたたみ型のほうが現実的でしょう。
一方で、座ったまま使う前提なら吊り下げ型で足ります。使う姿勢を先に決めてから方式を選ぶと、買い直しを避けられます。
後部座席テーブルで避けたほうがよい仕様
重い金属製の大型天板は、後部座席では向きません。
急ブレーキで固定が外れた場合に、硬くて重い板が前後に動くからです。
樹脂製や軽量の合板で、角が丸く処理されているものを選んでください。
天板が前席の背もたれから大きく張り出す形も避けたいところです。
張り出しが長いと、後席の乗員が乗り降りするときに腰や太ももが当たります。
幅よりも奥行きの数値を見てください。
固定具が前席シートの機構にかかるものも要注意です。
電動シートの可動部や、サイドエアバッグが入っている背もたれの側面に当たる位置にベルトを回すと、作動の妨げになることがあります。
側面に「SRS AIRBAG」の表示がある車では、支柱部分だけに掛ける製品を選んでください。
走行中に付けたままでよいか、いつ外すか
後部座席用テーブルは、運転者の視界を妨げる位置には来ません。
そのため、前面ガラスや前席の窓に付ける日除けのように「走行前に外す」という決まりはありません。
ただし、物を載せたままにしないでください。
走行中は飲み物とスマートフォンだけを置き、それ以外は床かポケットに移すのが現実的です。
とくに注意したいのが、天板の上に硬い物を置いたまま走る使い方です。
急制動で前方に飛ぶと、前席の人に当たります。
食事が終わったら畳む、という運用にしておくと確実でしょう。
同じ理由で、ゴミをテーブルに置きっぱなしにするのも避けたいところです。
後席に置き場所を作るなら、テーブルと一緒に固定できる容器も考えておくと片づきます。
容器の選び方は車のゴミ箱のタイプ別比較で詳しく扱っています。
よくある質問
ヘッドレストが外れない車でも使えますか
ヘッドレストが背もたれと一体になっている車では、支柱に掛けるタイプは使えません。
後席アームレストのドリンクホルダーに立てるタイプか、座面に置く自立型を検討してください。
アームレストの有無はグレードで変わるので、自分の車で実物を確認したほうが早いです。
チャイルドシートを使っていても取り付けられますか
チャイルドシートの前に天板が来る配置になるため、取り付け自体は可能な製品が多いです。
ただし、子どもの体とテーブルの間に余裕があるか、乗せ降ろしのときに干渉しないかを先に確かめてください。
製品によっては、チャイルドシート使用時の併用を推奨していないものもあります。
飲み物を置いても倒れませんか
ドリンク用のくぼみがある製品なら、停車中や巡航中は安定します。
ただし、急なカーブや段差では倒れることがあります。
フタのない紙コップは避け、キャップの閉まるボトルを使うのが安全です。
後席に3人乗るときはどうなりますか
アームレストに立てるタイプは、アームレストを格納するため使えなくなります。
ヘッドレスト掛けタイプなら左右どちらかの席の前だけを占めるので、3人乗車でも残せますが、中央席の人の膝前が狭くなります。
乗車人数が多い日が続くなら、畳んで外せる方式を選んでください。
助手席側にも同じものを付けられますか
助手席のヘッドレストにも同じように取り付けられます。
ただし助手席の背面は、前方に人が座っているときのシート位置で使える幅が変わります。
助手席まわりに物を置く工夫は車の助手席収納の選び方に、置き場所ごとの違いを書いています。
まとめ
後部座席のテーブル選びで最初に決まるのは、ヘッドレストの支柱に掛けられるかどうかです。
支柱が抜ける車ならヘッドレスト掛けタイプが自由度が高く、一体型ヘッドレストならアームレストのドリンクホルダーを使う方式か自立型に絞られます。
そのうえで、子どもを乗せるなら縁の立ち上がりとベルトの締め方を、長距離や車中泊なら天板の奥行きと水平を保てるかを見てください。
重い金属天板や、前席の背もたれ側面に固定具が回る製品は、急制動とエアバッグの両面で避けたほうが安心です。ぜひ本記事の固定方式の比較表と場面別の条件を参考に、自分の車の前席の作りを確かめてから選んでください。





