【2026年】車の釣竿収納の違い|選ぶ前に決めること

釣行のたびに後部座席へ竿を斜めに寝かせ、リールシートがドアの内張りに当たってコツコツ音を立てます。
段差で跳ねるたびにガイドの位置がずれ、帰宅してから穂先の先端にヒビを見つけることもあります。
車内で釣竿を運ぶときに壊れるのはほぼ穂先で、原因は固定されずに動くことと、上から荷物が乗ることの2つです。
竿を寝かせる長さを確保できる車なら天井吊りのロッドホルダー、全長が足りない車ならシートを倒して斜め置きにするという順番で考えると、選ぶものが決まります。
本記事では、車内で竿が折れる場面の仕組み・長さから逆算した固定方法の選び方・雨の日や同乗者がいるときの置き方まで解説します。
いいカー用品 編集部
「いいカー用品」は、車内で使う小物とお手入れ用品の選び方を発信するメディアです。サンシェードやフロアマットのように車種で寸法が変わる商品は、車検証の型式と商品ページの適合表を照らし合わせる手順から解説します。
※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。
車の中で釣竿が折れるのは、走行中の揺れと荷物の重なりが重なったとき
穂先が折れる場面は、だいたい3つに分かれます。
荷室に寝かせた竿の上へクーラーボックスやタックルバッグを置いたとき、後部座席に斜め置きした竿の先端がドアやピラーに当たった状態で段差を越えたとき、そして乗り降りのときに体や上着が穂先に触れたときです。
どれも走行中に起きるのではなく、置き方を決めた時点ですでに折れる条件がそろっています。
釣竿は全長に対してティップ(穂先)側が極端に細く、わずかな横からの力でも曲がります。
ロッドケースに入れていても、ケースごと荷物の下敷きになれば同じことが起きます。
だからこそ車内での釣竿収納は、「どこに置くか」ではなく「上に何も乗らない空間を確保できるか」から考えてください。
もう一つ見落としやすいのが、ガイド(糸を通す金属の輪)同士の接触です。
竿を2本以上まとめて寝かせると、揺れのたびにガイドがぶつかり、コーティングに傷が入ります。
1本ずつ離して固定できるかどうかも、収納方法を決めるときの判断材料になります。
まず測るのは竿の仕舞寸法と、車内で確保できる最長距離
選ぶ前にやることは1つだけです。
手持ちで一番長い竿の仕舞寸法(継いで分解したときの長さ)と、車内でまっすぐ取れる最大の距離を測ってください。
後者は、助手席を一番前までスライドさせてシートバックを前に倒した状態で、ダッシュボード付近から荷室の奥までを測ります。
この2つの数字が出れば、使える手段は自動的に絞れます。
| 車内で取れる長さ | 現実的な収納方法 |
|---|---|
| 仕舞寸法より余裕がある | 天井のアシストグリップを使うロッドホルダー、または荷室に寝かせて固定 |
| 斜めにすれば入る | 助手席または後席シートバックを倒しての斜め置き+バンド固定 |
| 斜めでも足りない | 振出竿または多継ぎの竿に変える、ルーフ上のキャリア収納を検討 |
軽自動車やコンパクトカーで2メートル級の仕舞寸法を無理に押し込むと、穂先がリアガラスやフロントガラスに当たります。
入らない車で入れる工夫をするより、継ぎ数の多い竿に替えるほうが結果的に安上がりです。
置き場所ごとの考え方の基本は車の収納グッズの選び方にまとめています。
釣竿の車載で選ぶべき条件は、1本ずつ離して固定できること
天井吊りタイプは上に物が乗らないのが最大の利点
前後のアシストグリップにベルトやバーを渡し、そこへ竿を掛けるタイプです。
荷室が空くので、クーラーボックスやバッカンを気兼ねなく積めます。
竿が頭上にあるぶん、乗り降りで触れる心配も減ります。
ただしグリップが後席側にしか付いていない車、そもそもグリップのない運転席側では渡せません。
取り付け前に、天井の握り手が前後に1つずつあるかを確認してください。
シートバック掛けタイプは積み下ろしが速い
後席の背もたれにベルトで巻き付け、竿を横方向に寝かせて保持するタイプです。
工具なしで着脱でき、使わない日は外しておけます。
竿の位置が低いため、上にジャケットなどを置くと折れるおそれがあります。
荷室とは別の空間を使う設計かどうかを見てください。
仕切りで1本ずつ離せるかを見る
どのタイプでも、複数本を運ぶなら竿を1本ずつ分ける構造が要ります。
スリットやゴムバンドが竿の本数ぶんあるもの、または間隔を自分で決められるものを選んでください。
まとめて1本のバンドで縛る方式は、本数が増えるほどガイド同士が当たります。
タイプごとの違いと選ぶ順番は車の釣り竿収納は何が違う?で解説しています。
この場面で避けたいのは、後席の足元に立てる置き方と強い粘着固定
助手席や後席の足元に竿を立てて壁に寄りかからせる置き方は、やめてください。
ブレーキのたびに倒れ、ペダル側へ滑り込むおそれがあります。
運転操作に関わる空間に動くものを置かないのは、釣竿に限らず車内収納の前提です。
強力な両面テープで内張りに台座を貼る方式も、釣竿には向きません。
竿は積み下ろしのたびに引き抜く力がかかり、夏の車内は天井付近で特に温度が上がるため、粘着が弱る条件がそろいます。
台座が落ちると竿ごと落下します。
ベルトで既存のグリップやヘッドレストの支柱に巻き付ける方式のほうが、負荷がかかる向きに対して素直です。
サイズを無視した「汎用」表記にも注意が必要です。
保持部の内径がバットエンド(竿の手元側の太い部分)やリールシートの太さに足りないと、押し込むか、ゆるく挟むかのどちらかになります。
手持ちの竿の一番太い箇所を測り、商品ページの対応径と照らし合わせてから選んでください。
釣竿を積んだまま同乗者を乗せる日の置き方
家族や友人を乗せる日は、天井吊りが最も干渉しません。
ただし後席の乗員の頭上を竿が通るため、乗り降りのときに頭をぶつけないか、座った状態で視界を塞がないかを一度確認してください。
背の高い人が乗るなら、掛ける位置を窓側に寄せると接触が減ります。
後席に人が座り、荷室も荷物で埋まる日は、助手席を前に出してシートバックを倒し、そこへ斜めに1本ずつ寝かせる方法が現実的です。
このときバットエンド側をダッシュボード手前で止め、穂先を荷室側へ向けると、乗り降りで触れる範囲から先端が外れます。
ベルトでヘッドレストの支柱に軽く巻いておけば、カーブで滑りません。
人数と荷物が両方多い日は、積む本数を減らすのがいちばん確実です。竿を3本積んで2本を折るより、1本で行くほうが釣りになります。
雨の日と夏場に起きること
濡れた竿をそのまま車内に積むと、水が内張りやシートへ落ちます。
塩分を含んだ水は乾いたあとに白い跡として残り、金属部品に付けば錆の原因にもなります。
車に積む前にタオルで一拭きするだけで、戻ってからの手間がかなり変わります。
夏の駐車では、天井付近の温度が特に上がります。
炎天下に長時間停める日は、竿をホルダーに掛けたままにせず、持ち出すか荷室の低い位置へ移してください。
熱でブランク(竿の本体)が即座に変形するわけではありませんが、グリップのEVAや接着部分には良い環境ではありません。
釣行後の車内は、濡れた道具と食べ物の袋でいっぱいになります。
ゴミの置き場を先に決めておくと片付けが早く、車のゴミ箱のタイプ別比較では蓋の有無や固定方法の違いに触れています。
濡れた手を拭く用のティッシュの置き場は車のティッシュケースの選び方に書いています。
よくある質問
ロッドホルダーを付けたまま走っても大丈夫ですか
天井に竿を掛けた状態が前方や側方の視界を妨げるなら、その置き方は避けてください。
ルームミラーの視界を遮る位置や、運転席の頭のすぐ横を竿が通る位置も見直したほうが安全です。
緩みは走行中に進むため、出発前にベルトの締まり具合を手で確かめる習慣をつけると安心できます。
ロッドケースに入れていれば車内に寝かせるだけでいいですか
ケースは外部からの接触を減らしますが、上に重い荷物が乗る力までは防げません。ケースごと荷物の下にならない場所へ置き、走行中に転がらないよう固定してください。
軽自動車でも天井吊りはできますか
アシストグリップが前後に揃っていて、竿の仕舞寸法がその間隔に収まれば可能です。
届かない場合は、助手席を倒しての斜め置きか、仕舞寸法の短い竿に替えるほうが現実的でしょう。
グリップの有無はグレードによって異なることがあるため、自分の車の天井を実際に見て判断してください。
リールは付けたまま積んでもいいですか
保持部の内径がリールシート付きの太さに対応していれば積めます。
対応していない場合は押し込むことになり、リールの足やガイドに無理がかかります。
付けたまま積みたいなら、対応径の表記を確認してから選んでください。
まとめ
車内での釣竿収納は、手持ちで一番長い竿の仕舞寸法と、車内でまっすぐ取れる最長距離を測るところから始まります。
余裕があれば天井吊りで上に物が乗らない空間を作り、足りなければ助手席を倒した斜め置きにする、という順番で考えれば、買うものを間違えません。
どのタイプでも、複数本なら1本ずつ離して固定できる構造を選んでください。
足元に立てる置き方と、熱で弱る粘着固定だけは避けてください。ぜひ本記事の長さ別の収納方法の表と、避けたい固定方式の条件を参考に、自分の車と竿に合う積み方を決めてください。





