SHARE:

シガーソケットUSBの違い|どれが自分に合うかの基準

シガーソケットUSBの違い|どれが自分に合うかの基準

高速道路に乗って1時間、ナビ代わりのスマートフォンの残量が出発時より減っています。

シガーソケットに挿したUSB充電器から給電しているのに、地図表示とテザリングの消費が充電を上回っているからです。

原因の多くは充電器側の出力で、USB Type-Aの5V/1A(約5W)クラスでは画面を点けたままの端末に追いつきません。

しかも同乗者が増えるほど、台数と出力の両方が足りなくなります。本記事では、長距離ドライブで充電が追いつかなくなる理由・シガーソケットから取り出せる電力の上限・複数人で使うときの出力の見方・エンジン停止中の通電と抜くタイミングまで解説します。

いいカー用品 編集部

「いいカー用品」は、車内で使う小物とお手入れ用品の選び方を発信するメディアです。サンシェードやフロアマットのように車種で寸法が変わる商品は、車検証の型式と商品ページの適合表を照らし合わせる手順から解説します。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

長距離ドライブで車のシガーソケットのUSB充電が追いつかなくなる理由

スマートフォンをナビとして使っているとき、端末は画面を点けっぱなしにし、GPSと通信を動かし続けます。

夏場なら直射日光とダッシュボードの熱も加わり、本体が熱を持った状態では充電速度が落ちる制御が入ります。

この状態で5W程度しか入ってこなければ、消費のほうが大きくなって残量は減っていきます。

古いUSB充電器がこの出力にとどまっていることは珍しくありません。

USB Type-Aの5V/1A表記は、スマートフォンの画面を消して置いておく前提の値です。

ナビ表示を続けながら残量を維持したいなら、5V/2.4A(約12W)以上、できればUSB Type-CのPower Delivery(PD)20W以上を選んでください。

そもそもシガーソケットがどういう端子で、どこまでの機器を挿してよいのかはシガーソケットの使い方と挿せるもので解説しています。アクセサリーソケットとの呼び分けも含めて、先に押さえておくと選ぶときに迷いません。

シガーソケットから取り出せる電力は車側のヒューズ容量で決まる

USB充電器の表記が何ワットであっても、車のシガーソケットから無制限に電力を取れるわけではありません。

乗用車の12V系では、ソケット1口あたりに10Aまたは15Aのヒューズが入っていることが多く、電圧をかけ合わせた120Wから180W程度が上限の目安になります。

実際の容量は車種ごとに違うので、取扱説明書のヒューズ一覧でソケットに対応する数字を確かめてください。

選ぶときに見る表記を整理すると、次のようになります。

USB端子と表記出力の目安この場面で向く用途
Type-A 5V/1A約5W画面を消した端末のゆっくり充電
Type-A 5V/2.4A約12Wナビ表示しながら残量を保つ
Type-C PD 20W前後20W短い区間でも残量を戻したいとき
Type-C PD 45W以上45W〜タブレットやノートパソコン

注意したいのは、ポートごとの最大値と本体の合計出力が別物だという点です。

「最大45W」とうたっていても、2ポート同時使用時は20Wと15Wに振り分けられる製品があります。

車用充電器の選び方では、この合計出力の読み方を買ってから気づく違いとしてまとめています。

複数人で乗る場面ではポート数より合計出力を見る

家族4人で出かければ、運転席のスマートフォン、助手席のスマートフォン、後席のタブレットと、充電したい機器が3台並びます。ここで2ポートのUSB充電器を買い足して解決しようとすると、合計出力が足りずに全部が遅くなる状態になりがちです。

何台を同時に充電するかを先に数える

停車中にまとめて充電するのか、走行中ずっと挿しておくのかで必要な出力は変わります。

走行中に3台を維持したいなら、合計30W以上を確保できるものを選んでください。

1台だけ急速充電して残りは維持でよければ、PD対応のType-C 1口とType-A 1口の組み合わせで足ります。

後席まで届くケーブルの長さを測る

前席のシガーソケットから後席に渡すなら、1.5mから2m程度の長さが必要になります。

短いケーブルを引っ張ると端子に斜めの力がかかり、接触が悪くなる原因です。

また、足元を横切る配線はペダル周りにかからない取り回しにしてください。

シートの隙間を通して座面の脇から出すと、運転操作に当たりません。

後席でタブレットを固定したい場合は、充電ケーブルの出口と固定位置の関係も決まります。取り付け方式ごとの違いは車のタブレットホルダーの選び方に書いています。

この場面で避けたいシガーソケット用USB充電器の仕様

出力の表記がないもの、あるいは「急速」とだけ書かれて数値の記載がないものは、長距離ドライブ用には向きません。何ワット入るか分からなければ、追いつくかどうかの判断ができないからです。

分岐タップで口数を増やす方法も、この場面では慎重に考えてください。

ドライブレコーダーや冷風扇のような常時動く機器と充電器を同じ1口にまとめると、ヒューズ容量の上限に近づきます。

合計のワット数がソケットの上限を超えれば、ヒューズが飛んで全部が止まります。

走行中に復旧の作業はできません。

本体が大きく突き出す形状も、場所によっては使いにくくなります。

シガーソケットがシフトレバーの近くやカップホルダーの奥にある車では、挿したあとで手が当たったり、飲み物を置けなくなったりすることがあります。

ソケットの位置と周囲の余裕を確認してから選ぶのが無難です。

なお、家庭用の機器を使いたい場合は充電器ではなく別の機材になり、条件はシガーソケットをコンセントに変換する方法で詳しく扱っています。

挿しっぱなしでよいか、エンジン停止中の通電をどう扱うか

シガーソケットがエンジン停止で切れるか、キーを抜いても通電し続けるかは車種によって違います。

常時通電のタイプでUSB充電器を挿したままにすると、待機電流がわずかながら流れ続けます。

1日2日で上がることはまずありませんが、週末しか乗らない車や、バッテリーが弱ってきた車では無視できません。

降車時にスマートフォンのケーブルを抜く習慣があるなら、充電器本体もそのとき一緒に抜いておくと確実です。

判断に迷うときは、エンジンを切った状態で充電器のランプが点いたままかどうかを見てください。

消えるなら連動タイプで、点いたままなら常時通電です。

もしすでにバッテリーが上がりかけているなら、充電器の抜き差しでは解決しません。車のバッテリー充電器のタイプ別比較に、普段乗りが短い車での選び方まで出しています。

よくある質問

ポートが2つあれば2台とも急速充電できますか

製品によります。

2ポート同時使用時の出力を本体や箱に併記しているものを選んでください。

「単ポート時最大30W、2ポート時15W+15W」のように分けて書かれていれば、2台とも急速とはいきません。

合計出力の表記がない製品は、同時使用の性能が分からないままになります。

エンジンを切ったあともUSB充電器を挿したままで大丈夫ですか

連動して切れる車種なら問題ありません。

常時通電の車種では待機電流が流れるため、長く乗らない期間は抜いておくほうが安心です。

ランプの消灯で見分けられます。

充電中にラジオにノイズが入るのはなぜですか

USB充電器の内部で電圧を変換する際に発生する電気的なノイズが、車のアンテナ側に回り込むことがあります。

ノイズ対策をうたっていない安価な製品で起きやすい現象です。

気になる場合は別の製品に替えるか、ラジオを使う区間だけ抜いて切り分けてみてください。

トラックの24V車に12V用のUSB充電器を使えますか

12V専用と書かれているものは使えません。

故障や発熱の原因になります。

12V/24V兼用の表記があるかを必ず確認してください。

大型車に乗せる機器を探すときは、この対応電圧が最初の絞り込み条件になります。

まとめ

長距離ドライブで充電が追いつかない原因は台数ではなく出力で、ナビ表示を続けるなら12W以上、短い区間で残量を戻したいならPD 20W以上が目安になります。そのうえで、車側のヒューズ容量という上限があるため、分岐タップで機器を増やすほど余裕は減っていきます。

ソケットの位置と周囲の余裕、後席まで届くケーブルの長さ、エンジン停止中に通電するかどうか。

この3つを乗る前に確かめておけば、出先で充電できない状況はほぼ避けられます。

スマートフォンの置き場所ごと見直したいなら、取り付け方で選ぶスマホホルダーも合わせて検討してみてください。

ぜひ本記事の出力の目安表と避けたい仕様の条件を参考に、自分の乗り方に合うシガーソケット用USB充電器を選んでください。

あなたへのおすすめ